会社破産による債務整理で再出発しよう

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会社倒産とは?

事業は黒字であって初めて継続できるものであり、もしも赤字が続くのならば、早めに債務整理によって会社を閉鎖することも検討しなければいけません。
会社は仕入と売上、さらに金融機関からの追加借入といった行為を日常的にしており、そのいずれかで支払いが滞った時点で信用を失ってしまいます。

当初は支払いをある程度待ってくれた取引先も、度重なる遅延となれば、もはや支払い能力がない相手と見なして、早期の債権回収と取引の縮小に方向転換するのが常です。
そのまま放置していたら、どんどん資金繰りが厳しくなっていき、追加で借りたお金をそのまま返済に充てる自転車操業になった挙句、最悪の形で倒産してしまうケースが多く見られます。

しかし、債務整理によって適切に対応すれば、会社破産を含めた様々な方法で、できるだけ穏便に借金の整理と新たな生活を始められます。
法人の債務整理としては、債権者との交渉で借金を再検討する任意整理、ニュースでよく耳にする民事再生、そして最後の手段である会社破産の3つが代表的な方法です。

比較的円満な形で解決できる任意整理と、取引先の理解に支えられての事業継続である民事再生については、まだ事業の見込みがある場合の方法であり、すでに会社としての将来性がなくなっているケースでは選択するべきではありません。

債務整理の判断は?

具体的な判断は、債務整理に強い弁護士に相談した上で決定するのですが、そもそも事業が芳しくないから負債が膨らんでいるのに、さらに同じ事業を続けたら、わざわざ専門家に頼んでまで整理した意味がなくなってしまいます。
経営者には勇気ある決断も求められることを理解して、早い段階で弁護士に依頼して、会社破産の手続きをスタートさせましょう。
会社破産は、裁判所に所定の手続きに基づいた書類の提出と予納金の納付から始まり、裁判所が指名した破産管財人が残された会社の資産を全て管理下に置きます。
そして、会社が破産した旨の通知と、残された財産の分配の説明として、裁判所で債権者集会が開催されます。
会社は法人という疑似人格ではあるものの、個人ではないため、この債権者集会で説明義務と可能な範囲の弁済が完了した時点で、法的に消滅するのが大きな特徴です。
中小企業では経営者が個人的に連帯保証人になるのが一般的だから、そちらの債務整理も併せて進めておきましょう。
注意点は、会社が破産するとなったら、まだ取り立てられる資産があるうちに自分の分だけ回収しておきたいと考える債権者がいることであり、会社破産の手続きはなるべく秘密裏に進めていくのが鉄則です。
従業員については、会社の消滅に伴い解雇になり、立場としては未払いの給与や退職金を要求できる権利者の位置づけになります。
周囲に知られても問題がない円満な会社破産の場合は、早めに再就職をするように通達をして、できるだけこれまでの勤労に報いる形を目指しましょう。
債務整理を成功させるポイントは、事業の継続が困難になったらすぐに弁護士に相談することと、裁判所への申し立てが完了するまでは完全に秘密にすることの2点です。”