FXの借金!借金返済計画を守ることは大変でした

甘い話

FXでの借金

わたしが借金を作ってしまったきっかけは、社会的なブームになったころのFXでした。ご存知のない方もいらっしゃるかもしれませんが、外国為替証拠金取引というもので、証券会社やFXの専業会社、今では銀行などでも取引が可能です。そこにFX用の口座を開設し、いわゆる証拠金というものを預けて取引を行います。わたしが借金を作ってしまった理由は、FXの醍醐味でもあるレバレッジでした。レバレッジとは、例えば100万円の現金を証券会社などに預けると、それを証拠金として何倍までの取引ができるということが定められているものです。当時はいまほど規制が厳しくなく、50倍や100倍などというレバレッジの取引も可能でした。100倍であれば、たった1万円の証拠金で100万円のお金を動かすことができるイメージです。

わたしの場合は、50万円の証拠金に対して50倍で取引を行っていました。例えば、ドルを買う取引を行い、思いどおりにドルが値上がりすれば少しの値上がり幅でも大きな利益が見込まれます。反対に、思った方向と逆に動けば、少しの値幅でも大きな損失になってしまいます。わたしが大きな失敗をしたのはたった一度の取引で、世界同時株安の様なもので一気に200万円ほどの損失になってしまいました。50万しか預けていないのに200万円というのはFXの仕組みや値動きの問題で起こり得ることは知っていたものの、まさか数時間でその様なことが自分の身に起こるとは考えていませんでした。

計画を立てれば完済できる!

実際に、この時に同じような取引で多額の損失を出した方が多く、本人がなんらかの理由で支払えないために証券会社が建て替えて払い、その影響で倒産してしまうところもあったと聞いています。わたしは、当時はまだ30歳で正社員として働いていたため、少ない給料から少しずつ返済していくことにしました。もちろんFXで取り返そうということは考えましたが、元手になる資金がなかったので実現することはありませんでした。

証券会社へは決まった日時までに全額支払わなければならないため、職場に嘘をついて車を購入することとしてお金を借りました。しかし、何も手に入っていないのに借金が200万円もできてしまったことは精神的に大きな負担になりました。職場の互助組織からの借金なので、金利は比較的良心的なものでしたし、返済も給料天引きでした。しかし、給料そのものが安かったことと、結婚したばかりで結婚式の借金があったことも重荷になりました。最終的には、200万円を10年かけて返済しましたが、本当に大変な出来事でした。
わたしが無事に謝金を返済できたのは、借金返済計画がしっかりしていたためだと考えています。自分で計画を立てたわけではありませんが、職場経由で借りているために必然的に計画的な返済が進んでいきます。わたしは意思が強い方ではないので、おそらく自分でどこかの銀行から借りていたら10年では返済が終わっていないと思っています。借金はつらいものですが、計画的な返済を行っていくことでリセットできることを学んだ出来事でした。